
「外向的で人付き合いが好きなのに、なぜかすぐに疲れてしまう」「新しいことにワクワクするのに、刺激が多いと心が不安定になる」
そんな自分に違和感を抱いたことはありませんか?
それは、もしかすると「HSS型HSP」なのかも知れません。HSS型HSPとは、Highly Sensitive Person(HSP:非常に敏感な人)の気質と、High Sensation Seeking(HSS:刺激追求型)の特性をどちらも持つ人を指します。一見相反するようなこの2つの特徴を持つことで、日常生活での葛藤が生まれやすくなります。
この記事では、プロの公認心理師としての視点から、HSS型HSPの特徴や抱えがちな悩み、そしてオンラインカウンセリングがどのようにその生きづらさを支えるかについて詳しく解説していきます。

HSS型HSPは以下のような4つの側面を持つと言われています。
1. 刺激に敏感で深く処理する(HSP的側面)
・音や光、人の感情などに敏感に反応する
・人の言葉の裏を読み取ることが多く、気疲れしやすい
・1つの出来事を深く考え込みやすい
2. 刺激を求めて動きたくなる(HSS的側面)
・新しい人や場所、経験に対して興味が強い
・ルーティンや単調な生活を退屈に感じる
・多忙な生活を好む一方で、心がついていかないことも
3. 矛盾した自己理解によるストレス
・「行きたいけど疲れる」「話したいけど怖い」といった二重の葛藤
・他人からの理解が得られにくく、孤独感を感じやすい
4. 自己肯定感のゆらぎ
・「なぜ自分はこうなんだろう?」と自責的になりやすい
・感情の起伏が激しく、落ち込みやすいが、立ち直りも早い
なぜHSS型HSPは生きづらさを感じやすいのか?

HSS型HSPの人は、繊細さと冒険心という、互いに相反する性質を内包しています。そのため、
-
刺激を求めて行動した結果、疲弊する
-
人付き合いをしたいのに、人の感情に敏感すぎて疲れてしまう
-
興味のあることに挑戦するが、失敗や批判に過剰に反応してしまう
といった状況に陥りがちです。
また、自分の性格に気づいていない場合、 「自分は我慢が足りないのでは?」「頑張っているのに上手くいかない」と自分を責めてしまう傾向もあります。
「セルフケア」と「自己理解」がカギ
自分の気質を正しく理解する
まず大切なのは、「自分はHSS型HSPなのかもしれない」と気づくこと。気づくことで初めて、自分に合った対応や環境選びが可能になります。
無理に両立させようとしない
HSSとHSP、どちらの側面にも「オン・オフ」が必要です。週末は予定を詰めすぎず、1人の時間を確保するなど、バランスを意識した生活を送りましょう。
感情を言語化する
「今、自分は疲れている」「楽しいけれど不安もある」など、感情を整理して言葉にすることは、心の安定につながります。日記やメモを使ったり、信頼できる人に話すことも効果的です。

オンラインカウンセリングという選択肢も
身近に専門家とつながれる安心感
HSS型HSPの方は、対面でのカウンセリングに緊張や抵抗を感じる場合があります。オンラインで相談できるココラボでは、自分の安心できる場所で相談が可能です。
状況やペースに合わせた相談
「今日は少しだけ話したい」「具体的にアドバイスがほしい」など、自分の希望に合わせて形式を選べることもココラボでは可能です。
継続的なサポートが得られる
一時的な悩みだけでなく、自己理解を深めていくための継続的な支援も受けることができます。特にHSS型HSPのように自分の気質と向き合うプロセスでは、長期的な視点が重要です。
ひとりひとりの悩みがあるうちはココラボではサポートを続けていきます。
24時間365日いつでも受付中!
自分らしさを大切にしながら生きるために
HSS型HSPという気質は、決して「欠点」ではなく「特性」です。その特性を理解し、活かすことで、より自分らしい生き方を見つけることができます。
もし今、生きづらさを感じているのであれば、まずは自分の内面と対話し、必要であれば専門家の力を借りてみましょう。オンラインカウンセリングは、その第一歩をやさしく支えてくれる選択肢です。
自分の感受性と好奇心を否定せず、両方を大切にしながら歩んでいける道を、一緒に探していきましょう。