オンライン友達(ネット友)にリアルで会うと緊張するのはなぜ?
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20代男性(学生)
私は戦闘系のオンラインゲームが趣味で、仲間と協力してプレイしています。土日は1日中遊ぶこともあり、気づけば何年も同じメンバーと一緒にゲームをしています。
ボイスチャットやテキストでのやり取りにも慣れていて、オンラインでは冗談を言ったり、自然に会話ができます。むしろリアルの友達より、ゲームの仲間の方が気楽に話せると感じることもあります。
最近、その中の一人と「今度オフラインで会ってみよう」という話になりました。嫌ではないですが、なぜか強い緊張と不安を感じてしまいます。
オンラインではあんなに楽しく話せているのに、実際に会うことを前にすると緊張してしまう自分に戸惑っています。この感覚はおかしいのでしょうか? どうしてこんなに緊張してしまうのか、理由が知りたいです。
ココラボからの回答
ご相談ありがとうございます。オンラインでは自然に話せているのに、いざ実際に会うことを考えると緊張してしまう。そのギャップに戸惑ってしまう方は、実はとても多いです。
相手との関係を大切に思っているからこそ、「うまく話せるかな」「変に思われないかな」といった不安が浮かんできます。これは決しておかしなことではなく、とても自然な心の反応です。
オンライン経由の出会いはいつから普及?

オンライン上で人とつながる形は、ゲームやSNSの普及とともに、ここ10〜20年で一気に一般的になりました。
特にオンラインゲームでは「共通の目的」「役割分担」「成功体験の共有」があるため、短期間でも深い信頼関係が生まれやすい特徴があります。
そのため、実際に会ったことがなくても「よく知っている相手」「安心できる存在」と感じるのは、ごく自然なことです。
【ジャンル別】オンラインでの出会い
オンラインでの出会いは、いまや特別なものではありません。SNSやゲーム、配信サービスなど、日常の延長として人とつながる場は年々増えています。
日本でどのようなオンラインの出会いが広がっているのかを、ジャンル別に見てみましょう。
| 順位 | ジャンル | 国内累計利用者数(推定) | 補足 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ソーシャルネットワーキングサービス(SNS) | 約9,000万〜1億人 | LINE・X・Instagram・Facebook等を含む。日本のネット人口のほぼ全体 |
| 2位 | オンラインゲーム | 約5,000万〜5,500万人 | スマホ・PC・家庭用ゲームの合算。全年代に分布 |
| 3位 | ライブ配信プラットフォーム | 約3,000万人前後 | ツイキャス・17LIVE・Pococha 等(視聴+配信経験者) |
| 4位 | マッチングアプリ(恋活・婚活) | 約3,000万〜3,500万人 | Pairs・Tinder・with等の重複を含む累計 |
| 5位 | 趣味系オンライン掲示板・コミュニティ | 約2,000万〜2,500万人 | 5ちゃんねる、爆サイ、旧mixi、Discord大型コミュニティ等 |
| 6位 | VR空間・メタバース | 約300万〜400万人 | VRChat日本人ユーザー+cluster等の国内利用者 |
| 7位 | オンラインサロン・コミュニティ | 約150万〜200万人 | DMMオンラインサロン等、有料会員ベース |
オンラインと現実の違い

オンラインでのやり取りが楽に感じられる理由
オンラインでのやり取りが楽に感じられるのは、あなたのコミュニケーション能力が高いからでも、低いからでもありません。
実はオンラインの環境そのものに、人が安心しやすい条件が自然とそろっているのです。
たとえば、顔を見せなくてもいいため、表情や視線を気にする必要がありません。
少し黙ってしまっても、「ゲームに集中しているのかな」と受け取られやすく、沈黙が気まずくなりにくいのも特徴です。
また、自分のタイミングで話せるので、「すぐに返さなきゃ」と焦らずに済みます。
オンライン環境が心をリラックスさせている
こうした条件がそろうと、脳は自然とリラックスしやすくなります。
「このままの自分で大丈夫」「無理に頑張らなくていい」と感じやすくなり、その結果、冗談を言えたり、自然な会話が生まれたりします。
オンラインで楽しく話せているのは、無理をしているからではなく、安心できる環境の中にいるからなのです。
実際に会うと緊張が強まる理由

一方で、実際に会うとなると状況は少し変わります。
相手の表情や仕草がはっきり見えたり、沈黙がそのまま伝わったりすることで、「今の言い方、大丈夫だったかな」「変に思われていないかな」と、相手の反応を強く意識するようになります。すると脳は無意識のうちに、
- 「失敗しないようにしよう」
- 「変に思われないようにしよう」
と、守りのモードに入ります。
これはあなたが弱いからでも、コミュニケーションが苦手だからでもありません。
人は対面になるほど「評価されている感覚」を持ちやすく、誰でも緊張しやすくなります。
ネッ友とリアルで会っても緊張しないコツ5選

ここまで読んで、「理由は分かっても、やっぱり緊張しそう」と感じている方もいるかもしれません。
頭では理解できても、気持ちまではすぐに切り替えられないものですよね。
そこで次は、ネットでの友達=ネッ友とリアルであった際に、緊張を無理に消そうとせず、少し楽になるための考え方や工夫をご紹介します。
①緊張しないようにしなくていいと知る
まず大切なのは、「緊張をなくそう」と頑張りすぎないことです。
緊張している自分を何とかしようとすると、かえって意識が向いてしまい、余計にドキドキが強くなります。
「緊張してもいい」「緊張するのは自然なこと」と思っておくだけで、気持ちは少し楽になります。
実際、多くの人は多少緊張しているものなので、あなただけが特別というわけではありません。
②オンラインの延長だと考える

実際に会うと、「ちゃんと話さなきゃ」「いい印象を持ってもらわなきゃ」と構えてしまいがちです。でも、いきなりリアルの友達のように振る舞う必要はありません。
これまでオンラインで自然に話せていた関係なら、「今日はオンラインの続き」くらいの感覚で十分です。話題も、無理に広げようとせず、ゲームの話やこれまでのやり取りの延長から入る方が安心しやすくなります。
③最初は短時間で会う予定にする
「長時間一緒にいなきゃいけない」と思うと、それだけで緊張は強くなります。
最初は「1時間くらいで解散しよう」「お茶だけにしよう」と、短時間の予定にしておくのがおすすめです。出口が決まっていると、心に余裕が生まれやすくなります。結果的に、「思ったより大丈夫だった」と感じる人も多いです。
④うまく話そうとしすぎない
沈黙ができると、「何か話さなきゃ」と焦ってしまうかもしれません。でも、沈黙があるからといって、関係が悪くなるわけではありません。オンラインでも、実はずっと話し続けているわけではなかったはずです。少し黙る時間があっても、「緊張してるね」と笑って共有できれば、それだけで空気が和らぐこともあります。
⑤自分のペースを優先していい
相手に合わせすぎて疲れてしまうと、「やっぱり会わなければよかった」と感じやすくなります。
無理にテンションを上げたり、キャラを作ったりする必要はありません。オンラインで安心して話せていたそのままの自分でいて大丈夫です。
関係を長く続けるなら、その方が結果的に楽になります。
緊張は人とのつながりを大切にできる証拠

オンラインの友達と実際に会う前に緊張してしまうのは、関係を大切にしたい気持ちがあるからです。それは弱さではなく、あなたのやさしさでもあります。
オンラインと現実では、感じる空気や情報量が大きく違います。同じ相手でも緊張の度合いが変わるのは、ごく自然なことです。
もし不安が強くなり、人と会うこと自体がつらく感じるようであれば、一人で抱え込まなくて大丈夫です。ココラボでは、オンラインで安心して相談できる場を用意しています。あなたのペースで、人とのつながりを大切にしていきましょう。