彼氏と旅行すると疲れる…私が気を遣いすぎなだけですか?

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20代女性(学生)

先日、彼氏と旅行に行きました。彼氏は優しいのに、正直なところ一緒にいるだけで疲れてしまいました。
予定を合わせたり、空気を悪くしないように気を遣ううちに、ずっと気が張っていた気がします。楽しまなきゃと思うほど、心が休まりませんでした。

帰ってから、「彼氏と一緒にいて疲れるなんて私がおかしいのかな」「気を遣いすぎているだけなのかな」と考えてしまいます。

友達と出かけたあとに疲れることはありますが、彼氏との旅行でここまでしんどかったのは初めてです。彼氏が悪いわけでもないのに、この気持ちをどう受け止めたらいいのか分からず悩んでいます。

ココラボからの回答

ご相談ありがとうございます。
彼氏との旅行で疲れてしまったと感じると、楽しいはずだったのに、どうしてこんな気持ちになるんだろうと戸惑ってしまいますよね。

でも、一緒にいる相手を大切に思っているからこそ、無意識に気を張ってしまうことはよくあります。
まずどうして旅行で疲れを感じやすかったのかを少しずつ見ていきましょう。

彼氏と旅行すると、なぜ一緒にいるだけで疲れてしまうのか?

彼氏との旅行は、楽しい思い出になるはずの時間です。それなのに、一緒にいるだけでどこか気が休まらず、気づくと疲れてしまう。

旅行中は、移動や食事、観光の予定など、小さな判断や調整が次々と続きます。
普段よりも長い時間を一緒に過ごすことで、相手のペースや気分に合わせる場面も増えやすくなります。
その積み重ねが、知らないうちに心の緊張を高めてしまうのです。

彼氏と旅行で喧嘩したことがある人が7割?

実際、PR TIMESが紹介している調査では、恋人との旅行で「喧嘩をしたことがある」と答えた人は約7割にのぼっています。楽しいはずの旅行が、関係性にとって負荷のかかりやすい時間であることはよくあるようなことです。

旅先で恋人と喧嘩したことはありますか?

旅行は非日常でありながら、予定調整・移動・食事・疲労など、判断と気遣いが連続する環境です。そのため表面上は穏やかでも、心の内側では緊張が続いてしまうことがあります。

実は、友達や家族との旅行でも喧嘩が起こりやすい

BIGLOBEの調査でも、旅行先で同行者とトラブルや喧嘩を経験した人は約3割という結果が出ています。この数字は、恋人に限らず、友達や家族との旅行でも、気疲れが起こりやすいことを示しています。

旅行先で同行者と喧嘩したことがある?

旅行中は、

  • 歩くペース
  • 休みたいタイミング
  • 食事やお金の使い方
  • その場のテンション

といった小さな違いが、次々に表面化します。
普段なら流せることも、逃げ場のない状況では、無意識にストレスとして蓄積されやすくなるのです。
(参考記事:何もしない友達がうざいです。受け身すぎて疲れるときは?

仲がいい相手ほど、無意識に気を遣ってしまう

特に恋人との旅行では、楽しい時間にしたいと思ったり仲良くしたい、嫌われたくないといった気持ちが自然と強くなります。
その結果、自分の疲れや違和感よりも、相手の機嫌や反応を優先してしまうことがあります。

仲がいい関係ほど、期待に応えようとする分だけ、心が休まらなくなることもあります。
一緒にいて疲れたという感覚は、相手を大切に思っていたからこそ生まれた可能性も高いのです。

気を遣いすぎて憂鬱になってしまうのは、おかしいことではない

彼氏との旅行で疲れてしまった自分を見て、気を遣いすぎなのかな、私の性格が悪いのかな、と感じてしまう人もいます。

ですが、気を遣いすぎてしまうこと自体を、問題や欠点だと決めつける必要はありません。
多くの場合、誰かとの関係を大切にしようとする気持ちの延長で起きているものです。

気を遣えるのは相手を大切にする力

相手の様子を見て行動を調整したり、空気が悪くならないように配慮したりすることは、簡単なことではありません。

それが自然にできるのは、相手のことを考えられる力があるからこそです。
気を遣ってしまう自分は、関係を大切にしようとしている自分でもあるのです。

対人感受性が高い人ほど疲れやすい

人との関わりの中で、相手の表情や言葉のニュアンス、場の雰囲気を敏感に感じ取る人ほど、心の中では多くの情報を処理しています。
その分、本人が気づかないうちに疲れが溜まりやすくなることがあります。

特に旅行のように、長時間一緒に過ごし、判断や調整が続く場面では、対人感受性の高さが負担として表れやすくなります。
疲れやすさは、弱さではなく、感じ取る力の裏返しとも言えます。

人の気持ちや空気を感じ取りやすいタイプかも

人の表情や言葉のトーン、その場の雰囲気を敏感に感じ取ってしまう人は、自分では普通にしているつもりでも、心の中では常にアンテナを張っています。

こうした傾向は、最近では HSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれることもあります。
HSPという言葉を使うかどうかは別として、刺激や人の感情に敏感な人は、旅行のように情報量が多い場面で特に疲れやすくなる傾向があります。

そのように考えると、一緒にいるだけで疲れてしまった感覚も、性格が悪いからではなく、感じ取る力が強く働いていた結果だと捉え直すことができます。

彼氏との旅行で疲れにくくするために、対策できること5選

ここからは、彼氏との旅行で疲れやすい人が、少し楽になるためにできることを整理してみます。

① ずっと一緒にいなくてもいいと、自分に許可を出す

旅行中は常に行動を共にしなきゃいけない気がして、無意識に気を張ってしまいがちです。

でも、少しコンビニに一人で行く、時間を決めて各々で観光を満喫するなど、短いひとり時間があるだけでも気持ちはかなり回復します。

一緒にいる時間を減らすことは、関係を大切にしていないという意味ではありません。

② 楽しまなきゃ、うまくやらなきゃという気持ちをゆるめる

せっかくの旅行だから楽しませたい、空気を悪くしたくない。

そんな思いが強いほど、自分の疲れには気づきにくくなります。

疲れている自分がいてもいい、と心の中で許してあげるだけで、緊張は少し和らぎます。

③ 小さな違和感を我慢し続けない

疲れが溜まりやすい人ほど、これくらいなら大丈夫と我慢を重ねてしまいます。

でも、その小さな違和感が積み重なると、一緒にいるだけでしんどく感じてしまう原因になります。

無理に伝えなくても、これは今ちょっと疲れてるサインかもと気づくだけでも十分です。

④ 彼氏に合わせすぎていないか、あとから振り返ってみる

旅行中は余裕がなく、気づかないうちに相手のペースに合わせ続けていることがあります。

帰ってきてからでいいので、どんな場面で疲れたのか、何を我慢していたのかを静かに振り返ってみてください。

自分の傾向が見えるだけでも、次の旅行が少し楽になります。

⑤ 疲れたと感じた自分を否定しない

一緒にいて疲れる=相性が悪い、好きじゃない、というわけではありません。

それだけ気を遣って、関係を大切にしようとしていた証拠でもあります。

まずは、疲れたと感じた自分を責めずに、よく頑張っていたなと認めてあげてください。

彼氏や友人と旅行に行きたいないと思う自分のために

自分の感じ方は分かったけれど、やっぱりこの先どうしたらいいのか分からないという気持ちが残ることもあるかもしれません。
彼氏を責めたいわけではないし、かといって自分が我慢し続けるのもしんどい。頭では分かっていても、感情が追いつかないときもありますよね。

そんなとき誰かに話しながら整理することで、自分では気づけなかった考え方や、少し楽になれる視点が見えてくることもあります。
今の気持ちをそのまま持ち込める場所がある、という選択肢を知っておくだけでも、少し心が楽になる人は多いです。

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この記事の監修者

石川蓮(公認心理師)

公認心理師、行動心理士。
1997年生まれ。北里大学・大学院卒業。その後、公認心理師と行動心理士の資格取得。
在学中は高齢者や生産人口の色覚異常や朝型夜型特性が睡眠に与える効果等の研究を行う。
大学院卒業後、大学病院附属の研究所にてカウンセリングやデータマネジメント担当として勤務。
また、都立高校の心理学講師としても勤務。
「心の悩みを持つ方のそばに寄り添う」をモットーに業務遂行しております。

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