気づかずお局様となってるかも…周りにうざいと思われてないか不安

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40代女性(会社員)

最近、自分の言動が周りからどう見られているのかが気になるようになりました。忙しいときや余裕がないとき、後輩から質問をされると、つい口調や表情がきつくなってしまいます。

その場では仕事を回すことに必死なのですが、あとから振り返って、感じの悪い言い方をしていなかったか不安になります。指導のつもりでも、細かいことばかり言う人、機嫌で態度が変わる人に見えているのではないか、と考えてしまいます。

最近は、自分の振る舞いが職場で言われる「お局様」のイメージと重なる瞬間があり、気づかないうちに周りからうざいと思われていないかが怖くなります。

このまま今の考え方で働き続けていいのか、自分の振る舞いをどう捉えればいいのか、気持ちの整理がつかずにいます。

ココラボからの回答

ご相談ありがとうございます。
気づかないうちにお局様のように見えているかもしれない、と感じ始めると、職場での自分の立ち振る舞いひとつひとつが気になってしまいますよね。

ここで大切にしたいのは、今のあなたを良い・悪いで判断しないことです。
なぜそんな不安が生まれているのか、どんな背景が重なってそう感じやすくなっているのかを、少しずつ整理していきましょう。

お局とは?

お局という言葉は、職場で長く働いていたり、仕事の流れや人間関係に詳しかったりする人に対して使われることが多い言葉です。ただし、その定義ははっきり決まっているわけではなく、年齢や役職だけで当てはまるものでもありません

多くの場合、お局という言葉が使われる背景には、関わる側が感じる息苦しさや距離感があります。

言い方がきついと感じた、暗黙のルールが多くて緊張する、機嫌によって対応が変わるように見える。そうした違和感が積み重なったときに、ひとまとめに『お局』という言葉で表現されやすくなります。

一方で、経験がある人ほど責任や役割を多く背負い、余裕が削られやすいのも事実です。その結果として起きる態度や言動が、意図せず周囲に強く伝わってしまうこともあります。

今回のテーマは、誰かをお局だと決めつけることではなく、そう見えてしまう状態や関係性を理解することにあります。

(参考記事:職場でお局に目をつけられてしんどい…老害だと感じる私が悪い?

【実はあなたも?】お局度チェックポイント

お局度チェックポイント
・説明不足
・機嫌が悪い
・過干渉
・愚痴グセ
・マイルール

ここでは、職場の同僚や後輩がこの人、ちょっとお局っぽいかも…と感じやすい場面を、あくまで職場メンバー側の視点で整理します。

当てはまったからといって、すぐにお局認定されるわけではありません。
ただ、相手の目にはこう映りやすい、というズレを知るヒントとして読んでみてください。

1.『説明不足』人に注意や指摘は多いが、自分のミスは認めない

同僚や部下から見ると、注意や指摘はよく受けるのに、なぜそれを言われているのかが分からない状態が続くと、納得感のない厳しさとして受け取られやすくなります。

本人の中では、仕事を守るため、ミスを防ぐための指摘でも、背景や理由が共有されないままだと、細かいことばかり言われている印象だけが残ってしまいます。

さらに、自分のミスや判断違いについて触れられない場面が続くと、この人は人には厳しいけれど自分には甘い、という見え方につながることもあります。

2.『機嫌が悪い』余裕のなさから、機嫌悪く見られ近寄りづらい

周りから見ると、話しかけた瞬間に空気がピリッとする、タイミングを間違えると機嫌を損ねそう、そんな雰囲気が漂っていると感じられることがあります。

本人としては、忙しいだけ、集中しているだけのつもりでも、表情や声のトーン、反応の速さが余裕のなさとして伝わってしまうことがあります。

その結果、用件があっても後回しにされる、最低限しか話しかけられない、といった距離感が生まれやすくなります。

3.『過干渉』若い子に先回りして色々口を出してしまう

職場メンバーの視点では、まだ本人が考えている途中なのに、そこまで言わなくてもよさそうなのに、と感じる場面が重なると、干渉が強い人という印象を持たれやすくなります。

本人は、ミスを防ぎたい、困らせたくない、遠回りさせたくないという善意で動いていることがほとんどです。

ただ、先回りが続くと、相手の判断や試行錯誤の余地がなくなり、信頼されていない、監視されているように感じさせてしまうことがあります。

4.『愚痴グセ』嫌みや陰口、不満や文句が多くなっている

周囲から見ると、直接的な攻撃ではなくても、嫌みっぽい言い回しや、不満・文句が会話の中心になっていると、この人と話すと空気が重くなる、と感じられやすくなります。

本人としては、正論を言っているつもりだったり、問題点を共有している感覚だったりすることも多いでしょう。

ただ、聞いている側には、ネガティブな感情だけが残り、気を遣う相手という印象が強まってしまうことがあります。

5.『マイルール』独自のやり方が基準になっている

職場の側から見ると、それは決まりなのか、この人のやり方なのか分からない、という場面が増えると、息苦しさを感じやすくなります。
本人にとっては、これまでうまく回ってきた方法であり、効率が良く、ミスも少ないやり方です。

ただ、それが説明されないまま当然の前提として使われると、周囲は合わせるしかない空気を感じやすくなります。

なぜ気づかないうちに、お局っぽく見えるのか?

人は余裕が減ると、意図より先に反応が出やすくなります。お局様っぽく見える言動も、突然そうなるというより、いくつかの条件が重なった結果として起きていることが多いです。

職場でお局様が発生する条件の例としては以下が挙げられます。

立場が上がり評価や信頼を失いたくない

後輩ができたり、指導や調整を任されたりすると、仕事の見え方は大きく変わります。自分の作業だけでなく、全体の進み具合やミスの影響まで気になるようになり、頭の中が常に回り続ける状態になりやすくなります。

その中で、失敗できない、迷惑をかけたくないという気持ちが強まると、丁寧に伝えるよりも、正しさやスピードを優先した言い方になりやすくなります。

本人としては仕事を守るための行動でも、焦りや不安が重なると、説明より先に修正や指摘が出てしまい、意図しない強さが言葉に乗ることがあります。

仕事が自分の居場所になりすぎている

長く同じ職場にいると、人間関係や役割が固定されやすくなります。気づかないうちに、仕事の中での立場や振る舞いが、自分の安心感や居場所と強く結びついていくことがあります。

そうなると、環境ややり方が変わること自体に不安を感じやすくなり、新しい人や新しい考え方に対して、無意識に距離を取ったり、コントロールしようとしたりする反応が出ることがあります

これは性格の問題ではなく、変化にさらされ続けた結果として起きやすい状態です。

職場が変わらないことで関係性が固定される

同じメンバー、同じやり方が長く続く職場では、無意識のうちに当たり前が増えていきます。新しい人が入るたびに、その当たり前を一から説明するのは手間もかかりますし、自分でも気づかない前提が増えていきます。

また、関係性が固定されると、役割も固定されやすくなります。頼られる人はいつも頼られ、整える人はいつも整える。

そうした状態が続くと、余裕が削れても休めない感覚になりやすく、機嫌や疲れが態度に出やすくなります。これは個人の問題というより、環境と役割の積み重なりとして起きている部分が大きいです。

お局予備軍かも?と不安になったとき

ここまで読んで、自分ももしかして…と不安になった人もいるかもしれません。
ただ、その不安が強くなりすぎると、必要以上に自分を責めたり、周りの反応を深読みしすぎたりしてしまいやすくなります。

ここでは、今すぐ答えを出すためではなく、頭の中を少し整理するための視点を紹介します。

「やってしまった行動」と「自分自身」を分けて考える

忙しいときに言い方がきつくなったり、余裕がなくて表情が硬くなったりすることは、誰にでも起こり得ます。それだけで、あなたの価値や人柄が決まるわけではありません。

あの場面では余裕がなかった、あの言い方は少し強かったかもしれない、と出来事単位で振り返るだけでも、自分全体を否定してしまう流れを止めやすくなります。
反省と自己否定が絡まってしまうときほど、切り分けて考えることが助けになります。

相手の反応を「全部自分のせい」にしなくていい

後輩が静かだった、少し距離を取られている気がした。そんなとき、自分の言動が原因だと結論づけてしまう人は少なくありません。

ただ、人の反応は、その人の性格やタイミング、体調、職場全体の空気など、いくつもの要因が重なって生まれます。一度のやり取りだけで関係性が決まるわけではありません。
相手の反応をすべて自分の責任として抱え込まないことも、自分を守るためには大切な視点です。

不安の正体は、余裕のなさを一人で抱えていることかもしれない

うざいと思われていないかが気になるとき、その背景には、自分自身の余裕のなさが隠れていることがあります。

疲れがたまっていたり、常に気を張っている状態が続くと、他人の反応に敏感になり、自分の言動を必要以上に気にしてしまいやすくなります。

どう振る舞うべきかを考える前に、今の自分は何が一番しんどいのかを整理してみてください。仕事量なのか、役割なのか、人間関係なのか。そこが見えてくると、不安の理由も少しずつ分かってきます。

もし一人で整理するのが難しいと感じたときは、誰かに話しながら考えることで、気持ちが軽くなることもあります。一人で抱え込まなくて大丈夫です。

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この記事の監修者

石川蓮(公認心理師)

公認心理師、行動心理士。
1997年生まれ。北里大学・大学院卒業。その後、公認心理師と行動心理士の資格取得。
在学中は高齢者や生産人口の色覚異常や朝型夜型特性が睡眠に与える効果等の研究を行う。
大学院卒業後、大学病院附属の研究所にてカウンセリングやデータマネジメント担当として勤務。
また、都立高校の心理学講師としても勤務。
「心の悩みを持つ方のそばに寄り添う」をモットーに業務遂行しております。

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