初対面の人に対して極度に緊張しうまく話せないのはなぜ

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20代女性(会社員)

仕事で初めて会う人と話すとき、どうしても緊張してしまいます。特に社外の人や上司が同席している場では、頭が真っ白になってうまく言葉が出ません。相手の目を見るときも、視線が合うのが怖くて、つい下を向いてしまいます。
雑談のような軽い会話でも何を話せばいいか分からず、場を持たせようと焦ってしまうことが多いです。
打ち合わせが終わった後は、「もっと自然に話せたらよかったのに」「変に思われていないかな」と何度も振り返ってしまい、気持ちが沈みます。
初対面の人と話すときに、もう少し落ち着いて自分らしく話せるようになるにはどうすればいいでしょうか。

ココラボからの回答

ご相談ありがとうございます。はじめての会話には、誰でも独特の入りづらさを感じるものですよね。
まず、人と話すときに緊張するのはとても自然な反応です。「うまく話したい」「失敗したくない」と思うほど心と体の警戒が強くなりやすいんです。
特に、相手を気づかえるまじめな方ほど緊張が強く出やすい傾向があります。
つまり、あなたが『人との関係を大切にしている証拠』とも言えます。
ここからは、

  • 緊張しやすい理由
  • 自然に話せるようになるコツ

この2つを専門家の視点からお伝えしていきます。

初対面の人と話すときに緊張してしまう理由

それは、「自分がどう見られているか」を必要以上に気にしすぎてしまうから。
私たちが初対面の場面で緊張するとき、多くの場合評価への敏感さがその背景にあることが多いです。
人は本能的に、他者から嫌われたり拒絶されたりすることを避けようとします。これは生存本能に根ざした、ごく自然な反応です。
そのため、初対面という『相手の評価がまだわからない不確実な状況』では、つい自分の見え方に意識が向きすぎてしまいます。

  • 変な間ができたらどうしよう
  • 何を話せばいいかわからなくなったら恥ずかしい
  • つまらない人だと思われたら嫌だ
  • 相手を不快にさせてしまったらどうしよう

こうした考えが頭の中を素早く駆け巡り、脳は「これは危険かもしれない」と判断します。
すると交感神経が活性化し、心臓がドキドキしたり、手が冷たくなったり、声が震えたりといった身体反応が起こります。
つまり、緊張は『自分を守ろうとする脳の防御反応』なのです!
「失敗しないように」「拒絶されないように」と注意を高めてくれているサイン。
言い換えれば、緊張するのは あなたが人間関係を大切にしている証拠

慎重で思いやりがあるからこそ相手を意識しすぎてしまうだけで、決して「コミュニケーション能力が低いから」ではありません。

(参考記事:人見知りで友達が少ないのだが、大人になれば治りますか?

緊張をやわらげる3つの方法

「全部やらなきゃ」ではなく、できそうなところからひとつ選んで試してみてくださいね。

1. 「緊張してはいけない」と思わない

多くの人が「緊張=悪いこと」と思いがちですが、実は適度な緊張は集中力を高める働きもあります。
むしろ、緊張しているのは「うまく話したい」という前向きな気持ちの表れ。
「緊張してもいい」と自分に許可を出すだけで、体の力が抜けていきやすくなります。
最初はわかっていても難しいと思いますが、少しずつ練習してみましょう!

2. 意識の焦点を「自分」から「相手」へ切り替える

緊張すると、

  • 自分の目線
  • 自分の声の震え
  • 自分の話し方

など「自分の内部」に意識が集中しやすくなります。
そこであえて、意識を“相手”に向けてみましょう。

  • 相手はどんな表情をしているかな?
  • どんな話題だとリラックスしている感じがするかな?

心理学ではこれを「エンパシー」と呼び、観察力も育ちます。
内側ではなく外側に注意を向けると、自然と緊張が下がりやすくなります。

3. 「うまく話す」より「興味を持つ」を大事にする

会話を上手に進めようとするとプレッシャーが強くなります。
それより、

  • この人はどんなことに興味があるんだろう?
  • 今日どんな気持ちで来ているのかな?

と「相手への関心」を少しだけ向けるだけで、会話が驚くほど自然になります。
人は自分に関心を持ってくれる人に安心感を抱きやすいので、あなた自身の緊張もスッとゆるみます。

日常でできる小さな練習

①挨拶のとき、相手の「目元」を見て1秒だけ微笑む
目そのものではなく目のあたりを見ると楽になります

②会話中、うなずきや相づちを少し意識する
沈黙への不安がやわらぎます

③一日の終わりに「今日、話せてよかったこと」を1つ書き出す
成功体験が積み重なり、自信の土台になります

こうした小さな積み重ねが「人と話すのは大丈夫」という感覚を育ててくれます。

最後に公認心理師からコメント

人と話すときに緊張するのは、決して弱さではありません。
むしろ「相手を大切に思っている」からこそ生まれる自然な反応です。
少しずつでいいので、自分の緊張を否定せず受け入れながら、

  • うまく話すことより
  • 相手とのつながりを感じること

を大切にしてみてください。
その先に、あなたらしい「自然な会話」がきっと生まれていくはずです。
もし、緊張により日常生活で支障が出るようでしたら、ぜひ一度ココラボのオンラインカウンセリングをうけてみてください。あなただけの解決策を一緒に考えましょう!

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この記事の監修者

石川蓮(公認心理師)

公認心理師、行動心理士。
1997年生まれ。北里大学・大学院卒業。その後、公認心理師と行動心理士の資格取得。
在学中は高齢者や生産人口の色覚異常や朝型夜型特性が睡眠に与える効果等の研究を行う。
大学院卒業後、大学病院附属の研究所にてカウンセリングやデータマネジメント担当として勤務。
また、都立高校の心理学講師としても勤務。
「心の悩みを持つ方のそばに寄り添う」をモットーに業務遂行しております。

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