共通テストがボロボロで絶望。メンタルはどう立て直す?

※記事内に広告が含まれる場合があります。

10代男性(学生)

共通テストが終わって、正直ボロボロでした。自己採点すると思っていたよりも点数が取れておらず頭が真っ白になりました。
試験中も緊張が強く、簡単な問題なのに焦ってミスをしたり、途中でパニックっぽくなってしまった感覚があります。
終わったあと、家に帰ってから悔しさと不安が一気に押し寄せてきて、気づいたら泣いていました。

今は何をしていても集中できず、勉強しなきゃと思うほど気持ちが沈んでしまいます。この絶望的な気持ちのままで、これからどうメンタルを立て直せばいいのか分かりません。
時間が経てば落ち着くものなのか、それとも何かした方がいいのか、教えてください。

ココラボからの回答

ご相談ありがとうございます。
共通テストが終わった直後で、気持ちが追いつかず、何から考えればいいのか分からない状態なのだと思います。

まずお伝えしたいのは、今あなたが感じている絶望感や混乱は、共通テストに本気で向き合ってきた人ほど起こりやすい反応だということです。
多くの受験生が、共通テスト後に同じような気持ちを経験します。それくらい、この試験は心への負担が大きいものです。

共通テストでメンタルが崩れてしまう心理的な理由

共通テスト後に一気に気持ちが落ち込むのには、ちゃんとした理由があります。ココラボからまず言えるのは、あなたの心が決して弱いからではないということです。

緊張とプレッシャーが限界を超えると心は一気に反動(パニック)を起こす

共通テストは、長い時間をかけて準備してきた大きな山場です。
当日まで、多少つらくても、緊張感と責任感で気持ちを保ってきた人がほとんどです。

しかし、試験が終わった瞬間、その張りつめていた糸が一気に切れます。すると、それまで感じないようにしていた不安や悔しさ、疲れがまとめて押し寄せてきます。

特に、試験中に

・強い緊張を感じていた
・焦りが続いていた
・パニックに近い感覚があった

こうした状態を経験していた人ほど、試験後の反動は大きくなりやすい傾向があります。

自己採点は想像以上に心を追い込む行為になりやすい

自己採点は、冷静に結果を確認する行為のように見えますが、実際には、自分を必要以上に厳しく裁く時間になりやすいものです。

できなかった問題ばかりが目につき、取れている点や頑張ってきた過程が見えなくなってしまいます。
自己採点をした瞬間に頭が真っ白になったり、この結果でもう終わりだと感じてしまうのは、自然な反応です。

共テ後に泣いてしまうのは弱さではなく、心が頑張った証拠

試験後に泣いてしまったことを思い出して、自分はメンタルが弱いのではないか、と責めてしまうかもしれません。

しかし、泣いてしまったのは、それだけ本気で向き合ってきた証拠です。
共通テストまでの間、不安を感じないように、弱音を吐かないように、気づかないうちに気持ちを抑え続けてきた人ほど、終わったあとに一気に感情が出やすくなります。

悔しさや不安で涙が出るのは、本気で結果を出そうとしていたからこその反応です。
泣いた自分を責めるより、そこまで頑張っていたんだ、と一度立ち止まって認めてあげてください。それが、メンタルを立て直す最初の一歩になります。

今すぐできるメンタルの立て直し方

ここからは、今の状態だからこそ意識してほしいポイントをお伝えします。
(おすすめ記事:受験のストレスで吐き気。メンタル崩壊前に対処法は?

まずは勉強から一度距離を置いてもいい

今は、勉強しなきゃと思うほど気持ちが沈んでしまう状態かもしれません。その場合、無理に机に向かおうとしなくても大丈夫です。期間を決めて、おもいっきりリフレッシュする時間を作りましょう。その時だけは勉強のことは考えずに、とことん自分の好きなことに集中することがポイントです。

気持ちが追いついていないまま勉強を再開しようとすると、集中できない自分を見て、さらに落ち込んでしまうことがあります。

今のように心が追いついていない時期は、短い時間でも勉強から距離を置くことが、結果的に、立て直しを早めることにつながる場合があります。


気持ちが沈んでいる時にやってはいけないこと

この時期に特に避けてほしいのは、次の3つです。どれも、気づかないうちに心をすり減らしてしまいます。

・他人との比較
・自分への過度な自己否定
・この結果で人生が決まるという決めつけ

今は、将来を決めるような正しい判断ができる状態ではありません。それは怠けているからではなく、心が疲れ切っているだけです。
考えすぎないことも、大切なメンタルケアです。

今後の選択肢は思っているより残っていることを理解する

今はそう思えなくても、共通テストがうまくいかなかったからといって、それだけで全てが決まるわけではありません。私立大学、国公立二次試験、方式変更など、選択肢はまだ残っています。

今は、この結果を前向きに受け止められなくて当然です。むしろ、すぐに切り替えられる人の方が少数派です。
少し気持ちが落ち着いてからで構いません。その時に、現実的な整理をすれば大丈夫です。


【データを紐解く】絶望している今こそ、最終結果を左右するのはメンタルと生活

では共通テストから私立大学の受験や国公立大学の2次試験までの間に勉強以外に挽回できることは多くあります。メンタルを崩壊ではなく安定させ万全な状態で次の試験に向かいましょう。

睡眠時間と正答率

睡眠時間とテストの正答率のパフォーマンスについて

共通テスト前日に7時間以上の睡眠を取っていた受験生は、6時間未満だった受験生と比べて、試験本番での正答率が約12%高く、ケアレスミスも約40%少なかったという調査結果があります。

つまり、直前期に大切なのは気合を入れて追い込むことよりも、頭と心がきちんと回る状態を保つことです。

親の声かけとメンタル安定度

親の声掛けが受験生のメンタルに与える影響

親から過去の成功体験を思い出させる声かけを受けた受験生は、結果や将来についてプレッシャーをかけられた受験生と比べて、試験当日の緊張度が約50%低く、自己ベストに近い成績を出す確率が約35%高かったことが分かっています。

責められたり焦らされたりするよりも、自分はここまでやってきた、という感覚を思い出せることが、メンタルの安定につながります。

SNS利用と不安度

SNS利用と受験生の不安度・集中力について

直前期にSNSで他人と比較する時間が多い受験生ほど、不安レベルが約60%高く、集中力も約30%低下する傾向があることが報告されています。

他人の進捗や結果を見続けると、知らないうちに気持ちは消耗します。今は情報を集めるよりも、余計な刺激から距離を取ること自体がメンタルケアになります。

確認ルーティンと自信

確認ルーティンが自身を生む!毎日の振替と成果の比較

毎日、その日にやったことを簡単に振り返る習慣がある受験生は、記録しない受験生と比べて、自己効力感が約45%高く、試験本番での実力発揮度も約25%向上することが分かっています。
ここでいう自己効力感とは、自分はやればできる、今日も少し前に進めている、という実感のことです。

完璧にできたかどうかよりも、今日も一歩進んだと確認できることが、自信を保つ支えになります。

(データ参考:個別指導WAM

一人で抱えきれないと感じたら、誰かに頼っていい

もし、数日経っても気持ちが切り替わらず、夜に考えが止まらない、何も手につかない状態が続いているなら、一人で耐え続ける必要はありません。

受験期の不安や自己否定は、頭では分かっていても、一人では整理しきれないことが多いものです。

ココラボでは、受験や進路の不安に詳しい心理師が、今の状態に合わせて気持ちの整理をお手伝いしています。
勉強の相談をしなくても大丈夫です。今の気持ちを整理するところから、一緒に考えていきましょう。

アバター画像

この記事の監修者

石川蓮(公認心理師)

公認心理師、行動心理士。
1997年生まれ。北里大学・大学院卒業。その後、公認心理師と行動心理士の資格取得。
在学中は高齢者や生産人口の色覚異常や朝型夜型特性が睡眠に与える効果等の研究を行う。
大学院卒業後、大学病院附属の研究所にてカウンセリングやデータマネジメント担当として勤務。
また、都立高校の心理学講師としても勤務。
「心の悩みを持つ方のそばに寄り添う」をモットーに業務遂行しております。

この記事をシェアする

公認心理師が
あなたの一歩を支えます

相談は無料です。
お気軽にお問い合わせください。

公認心理師がサイト上で回答します

悩みを投稿する

公認心理師にオンラインで相談

カウンセリング予約

カウンセリングの詳細