1歳半でも産後うつは続くのですか?まだつらくて不安です
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30代女性(会社員)
子どもが1歳半になりました。産後しばらくしてから気分の落ち込みが続いていて、最近はごはんを作る気力もなく、ベビーフードに頼る日が増えています。
1歳半健診も近づいていて、周りの子と比べてしまいそうで怖いです。
産後うつはもっと早く治るものだと思っていたので、まだこんな状態の自分はおかしいのではないかと不安です。
ただ疲れているだけなのか、それとも相談したほうがいいのか、自分では判断がつきません。
ココラボ相談室からの回答
ご相談ありがとうございます。
1歳半まで気持ちの重さを抱えながら育児を続けてこられたこと、その日々がどれほど大変だったか、伝わってきます。
この記事では、1歳半でも産後うつが続くことがあるのかという疑問と、今の状態をどう整理していけばよいかという点を一緒に見ていきます。
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1歳半でも産後うつが続くことはある

産後うつという言葉から「産後すぐの時期に起こるもの」というイメージを持つ方は少なくありません。
ここでは、1歳半になっても不調が続く背景と、その時期ならではのしんどさについて整理します。
産後うつは産後すぐだけのものとは限らない
産後うつは産後2〜3か月ごろに発症しやすいとされていますが、すべての方がそのタイミングで気づけるわけではありません。
産後の慌ただしさの中で不調を自覚できないまま数か月が過ぎ、1歳を過ぎてから初めてつらさに向き合うケースもあります。
回復までにかかる時間にも個人差があり、適切なサポートを受けても1年近くかかる方もいます。
1歳半の時点でまだしんどい状態にあることは、決して珍しいことではありません。
1歳半がしんどくなりやすい理由
1歳半という時期には、心身の負担が重なりやすい要因がいくつかあります。

子どもが活発になり体力的な負担が増える
子どもが歩き始めて活動量が増えるため、目が離せない場面が一気に増えます。
体力的な消耗は想像以上に大きく、慢性的な睡眠不足と重なると心身の回復が追いつかなくなります。
1歳半健診や発達の比較で不安が強まりやすい
1歳半健診が近づくと、周囲の子どもとの発達の違いが気になりやすくなります。
ことばの数や歩行の安定度など、比較する材料が増える時期です。
健診そのものへの不安がストレスになる方も少なくありません。
周囲のサポートが減って孤立しやすい
産後すぐの時期に比べると、周囲からの声かけや手助けは減っていきます。
パートナーとの間でも育児の大変さに対する温度差が広がりやすい時期です。
「もう1歳半なんだから大丈夫でしょ」という空気を感じると、つらさを口に出しにくくなり、孤立感が深まることがあります。
産後うつではないと思い込んで見過ごしてしまうことも
1歳半まで不調が続いていても、「これは育児疲れだから仕方ない」と自分に言い聞かせてしまう方は多くいます。
産後うつは産後すぐに起こるものという先入観があると、今のしんどさがそれに当てはまるとは考えにくいものです。
「自分が弱いだけ」と感じると受診や相談を後回しにしやすくなりますが、気づきの遅れは本人の責任ではありません。
産後うつには気づかれにくい構造的な背景があるということを、まず知っておいてほしいと思います。
1歳半で続く不調が産後うつか見分けるポイント

「ただ疲れているだけなのか、それとも産後うつなのか」。その迷い自体が、多くの方に共通する悩みです。
育児中の疲労感は誰にでもありますが、休息をとっても気分が回復しない状態が続いている場合は、疲れとは異なるサインかもしれません。
目に見えやすい変化
気分の落ち込みが一日の大半を占め、それが2週間以上続いているようであれば注意が必要です。
以前は楽しめていたことに興味がわかなくなったり、涙が止まらなくなったりする日が増えていないか振り返ってみてください。
食欲の変化や睡眠の乱れも見逃せないサインです。
子どもが寝ている時間に自分も休めるはずなのに眠れない、あるいは食事をとる気力がわかないといった状態は、心と体が限界に近づいている合図かもしれません。
見逃しやすい変化
産後うつの症状には、気分の落ち込み以外にも気づきにくいものがあります。
頭にもやがかかったように思考がまとまらない、簡単なことでも判断ができない、何をするにも億劫で動き出せないといった認知面の変化です。
子どもはかわいいと感じるのに、一緒にいることがしんどい。そうした矛盾する気持ちを抱えている方もいます。
この感覚は育児への愛情がないということではなく、心のエネルギーが枯渇しているときに起こる自然な反応です。
こんな気持ちが続くときは注意
- 「自分は母親失格だ」と繰り返し感じてしまう
- ベビーフードや手抜きに対して強い罪悪感が消えない
- 自分がいないほうが子どものためになるのではないかと考えることがある
こうした思考が頭から離れなくなっているときは、ひとりで抱え込まず、どこかに話してみてほしいと思います。
それは弱さではなく、自分の状態に気づいているということです。
気づけていること自体が、次の一歩につながる力になります。
産後うつで自分を責めなくていい理由

つらさを感じているとき、人はつい原因を自分の中に探してしまいます。
ここでは、自責の気持ちを少しだけ横に置いて、別の視点から今の状態を見つめ直してみます。
つらさの原因は頑張りが足りないからではない
1歳半まで育児を続けてきたこと自体が、長い時間にわたって心と体を使い続けてきたということです。その消耗は、日々の疲れとは質が違います。
気づかないうちに限界を超えていたとしても、それは頑張りが足りなかったのではなく、頑張りすぎた結果です。
つらいと感じることは甘えではありません。自分の状態を認めることが、回復に向かうための出発点になります。
助けを求めることも、育児を続けていくための大切な力のひとつです。
母親だけで抱えなくていい
ベビーフードに頼ることや、一時保育を使うこと、実家に甘えることに対して罪悪感を覚える方は少なくありません。
完璧にやらなければという気持ちが強いほど、手を抜くたびに自分を責めてしまいがちです。
しかし、完璧な食事や家事よりも、子どもの安全と母親自身の心身の安定を優先することが、育児を守ることそのものです。
子どもへの影響が心配になることもあるかもしれません。子どもにとって大切な環境のひとつは、そばにいる大人が安定して過ごせていることです。
1歳半の産後うつがつらいときの対処法

すべてを一度に変える必要はありません。ここでは、今の状態のまま始められる小さなステップを整理します。
今のつらさを見える化する
まず、今の不調がどのくらいの期間続いているかを振り返ってみてください。
気分の落ち込みや涙が出る日、眠れなかった日、食欲がなかった日などを簡単にメモするだけでも、自分の状態を客観的に捉える手がかりになります。
2週間以上にわたって不調が続いているかどうかは、ひとつの目安です。
エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)のようなセルフチェックツールも、状態を数値で把握する補助として使えます。
結果だけで判断する必要はありませんが、つらさを言葉にする取りかかりとして活用してみてください。
ひとりで抱えず誰かに言葉にしてみる
パートナーや家族に伝えるとき、「つらい」とだけ言っても伝わりにくいことがあります。
「朝から気分が重い日が続いている」「ごはんを作る気力がない」など、具体的な場面を添えると相手にも状況が伝わりやすくなります。
身近な人に話しにくい場合は、自治体の保健師や子育て支援の相談窓口を利用することもできます。
保健師は産後の母親の相談を日常的に受けている専門職です。
話すことで気持ちが整理されることもありますし、必要に応じて医療機関や支援サービスにつないでもらえることもあります。
生活のハードルを下げる
食事の準備がつらい日は、ベビーフードや総菜に頼って構いません。
一時保育やファミリーサポートを使い、数時間でも子どもと離れる時間を作ることも選択肢のひとつです。
睡眠を確保することは、心の回復にとって最も基本的な土台になります。
家事の優先順位を下げてでも、まず休むことを自分に許可してみてください。
完璧を目指すよりも、安全に続けられることを優先するという考え方が、今の時期には大切です。
産後うつが続くときは専門家に相談を

ここまで読んで、「もしかしたら相談したほうがいいかもしれない」と感じた方もいるかもしれません。
ここでは、どんなタイミングで専門家の力を借りるとよいか、どこに相談できるかを整理します。
相談を考えたいタイミング
つらさが2週間以上続いている場合は、まず一度どこかに相談してみることをおすすめします。
子どもの世話や自分の身の回りのことが思うように回らなくなっているとき、何をしても気持ちが楽にならないときは、ひとりで様子を見続けるより専門家の視点を借りるほうが安心です。
一方で、しんどい日があっても短時間で持ち直せる、子どもとの時間を楽しいと思える瞬間がある、という状態であれば、すぐに受診が必要とは限りません。
ただ、迷っている時点で相談してよいということは覚えておいてください。
相談は診断ではなく、今の状態を一緒に整理する場です。
「自分がいないほうがいい」という考えが浮かぶことがある場合は、できるだけ早く相談につなげてほしいと思います。
産後うつの相談先
相談先にはいくつかの選択肢があり、状況に応じて使い分けることができます。
保健師や自治体窓口
自治体の保健センターや子育て支援窓口では、保健師に無料で相談できます。
電話や訪問での相談に対応しているところも多く、受診するほどかわからないという段階でも利用しやすい場所です。1歳半健診の場で相談してみることもできます。
産婦人科や心療内科、精神科
医療機関を受診する場合は、産婦人科が最初の窓口になることが多いです。
出産した病院であれば産後の経過を把握しているため、話しやすい面があります。
より専門的な治療が必要な場合は、心療内科や精神科を紹介してもらえます。
授乳中でも使える薬の選択肢はありますので、服薬への不安がある方もまず相談してみてください。
心理カウンセリング
心理カウンセリングでは、薬を使わずに気持ちを整理したい方や、自分の考え方のくせを見つめ直したい方に向けた対話の場が得られます。
オンラインで受けられるサービスも増えており、小さな子どもがいて外出が難しい方にも利用しやすくなっています。
ココラボ相談室でも、公認心理師によるオンラインカウンセリングを行っていますので、選択肢のひとつとして覚えておいていただければと思います。
1歳半まで走り続けてきた自分を、どうか責めないでください。つらさを感じていること自体が、自分の状態に気づけている証です。