失恋うつでやっぱり彼と復縁したい…連絡したらもっと嫌われますか?

監修者の石川蓮(公認心理師)先生より

失恋のあとに復縁を願う気持ちは自然なものですが、心や体が大きく消耗しているときは、その思いが相手を求める気持ちと、自分の苦しさを今すぐ軽くしたい気持ちとで混乱しやすくなります。

そのため、連絡してよいかどうかを考える前に、まずはご自身の状態と、相手との距離感を落ち着いて見直すことが大切になります。

この記事では、連絡を考える前に見ておきたい心身のサインなどをまとめています。

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20代女性(会社員・公務員)

半年付き合った彼に振られて2ヶ月が経ちました。仕事中もふと涙が出てしまい、夜は彼との写真を見返してほとんど眠れない日が続いています。食欲もなくて、体重も落ちました。

頭では時間が必要だと分かっているのに、やっぱり彼じゃないと無理だと思ってしまいます。LINEはまだブロックされていません。

一度だけでもいいから連絡してみたい気持ちと、もっと嫌われてしまうのが怖い気持ちで、毎日揺れています。

ココラボ相談室からの回答

ご相談ありがとうございます。

振られてから2ヶ月、毎日揺れながら過ごされていること、文章からそのまま伝わってきました。連絡したい気持ちと、もっと嫌われたくない気持ちが同時にあるのは、それだけ相手のことを大切に思っている証でもあります。

この記事では、連絡してよいかどうかを決める前に、いまのご自身の状態と相手との関係をどう見ていけばいいか、その整理の手順を一緒に考えていきます。

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復縁したい気持ちが強いほど、すぐ動くと苦しくなりやすいです

連絡したい気持ちが強いほど、まず自分の状態を見つめる時間が必要です。
連絡したい気持ちが強いほど、まず自分の状態を見つめる時間が必要です。

別れた直後は、頭の中の大半が相手のことで埋まります。連絡すれば何かが変わるかもしれないという気持ちが強くなり、待つことそのものが苦しくなります。

この苦しさは弱さではなく、強い喪失体験に対する自然な反応です。ただし、苦しさを早く消したい一心で連絡してしまうと、自分にも相手にも余裕がない状態でやり取りが始まり、関係を立て直す前に距離が広がりやすくなります。

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相手の反応ひとつで心が大きく揺れやすい

別れたあとの心は、相手の一言や既読のタイミングで大きく揺れます。返信がないだけで強い不安に襲われたり、短い返事で世界が終わったように感じたりするのは、自分の感情の中心が相手に置かれたままだからです。

この状態で連絡を重ねると、返信の有無が一日の気分を決めるようになります。心の安定を相手の反応に委ねている間は、どんな返事が来ても安心は長続きしません。

少し落ち着いて自分の足元に戻ってこないと、判断する側の自分自身が消耗していきます。

不安を消すための連絡は相手の負担になりやすい

連絡したい気持ちには、相手と話したい気持ちと、自分の不安を一旦楽にしたい気持ちが混ざっています。後者が強いときの連絡は、内容が穏やかであっても、相手にとっては自分の感情を受け止める役割を再び引き受けることに近くなります。

別れた直後の相手は、自分自身の心を整える時間を必要としていることが多いです。そこに不安を抱えた連絡が重なると、嫌悪まで至らなくても、距離を置きたい気持ちが強まりやすくなります。

連絡する前に、自分の中で何を伝えたいのかを一度確かめておくと、後悔が少し減ります。

失恋の落ち込みとうつ病の違いを見分ける目安

失恋による落ち込みと、医療的な対応が必要なうつ状態は地続きで、境目が見えにくいものです。ここでは生活への支障と期間という二つの軸から見分け方を整理します。

期間と生活への支障は、専門相談を考える大切な目安になります。
期間と生活への支障は、専門相談を考える大切な目安になります。

失恋直後に涙が止まらない、食欲が落ちる、眠れないといった反応自体は、強いショックを受けた心と体の自然な動きです。

一方で、その状態が数週間以上続き、日常の機能が大きく損なわれているときは、うつ状態として医療的な対応が必要な段階に入っているサインになります。

厚生労働省の情報サイト こころもメンテしよう でも、気分の落ち込みが2週間以上続き生活に支障が出ている場合は、専門機関への相談が推奨されています。失恋鬱という呼ばれ方をする状態も、この2週間という期間が一つの区切りになります。

食欲や睡眠が崩れている

ほとんど食べられない日が2週間以上続く、寝つけないまま朝を迎える日が増える、夜中に何度も目が覚めて涙が出る。こうした状態が長引いているときは、心の疲労が体にまで及んでいると考えてよい段階です。

体重の急な減少、頭痛や胃の不調、強い倦怠感が重なる場合は、復縁の判断より先に体を整えることが優先になります。判断力は、眠れて食べられる状態にならなければ戻ってきません。

心療内科や内科で相談することは、復縁を諦めることとは別の話です。

食べられない、眠れない状態が続くときは、まず体を守ることも大切です。
食べられない、眠れない状態が続くときは、まず体を守ることも大切です。

仕事や学校に行けない日が増えている

朝起き上がれない、出勤や通学の途中で涙が止まらない、デスクに着いても集中できず作業が進まない。こうした状態が続いているときは、生活機能に支障が出ている段階に入っています。

これは気合いで乗り切る話ではなく、心が一時的に動けなくなっているサインです。短期間であれば休む、信頼できる人に状況を話す、産業医や学校の相談室を使うといった選択肢が現実的になります。

失恋から立ち直るために頑張ろうとして無理を重ねると、かえって回復が遠のきやすくなります。

消えたい気持ちや自傷衝動がある

消えてしまいたい、自分を傷つけたいという気持ちが頭から離れないときは、復縁を考える段階より前に、安全を確保することが最優先です。この状態は本人の弱さからくるものではなく、心が限界に近いことを知らせるサインです。

夜中でも電話できる窓口として、よりそいホットラインやいのちの電話などの相談先があります。一人で抱えこまず、まず声に出せる相手に頼ってよい場面です。詳しくはこの記事の最後でも触れます。

連絡する前に、相手が自分に対してどう対応しているかを確認する

連絡してよいかの判断は、自分の気持ちだけでは決められません。相手側のサインから現状を読み解く視点を整理していきます。

別れたあとの相手の反応には、関係の余地がまだ残っているのか、いったん距離を置く必要があるのかを示す手がかりが含まれています。気持ちが急いているときほど、その手がかりが見えにくくなりやすいので、落ち着いて確認しておきたい場面です。

相手の反応は、今連絡してよいかを考える手がかりになります。
相手の反応は、今連絡してよいかを考える手がかりになります。

返信がない、ブロックされている

LINEの返信が来ない状態が続く、SNSがミュートされている、ブロックされているといった状況は、相手が今は接触したくないという意思を行動で示している段階です。この状態で重ねて連絡すると、相手の意思を尊重していないという印象を残しやすくなります。

返信がない理由を勝手に推測して、説明や弁解を続けるほど、相手は心を閉じる方向に動きます。今は距離を取ってほしいという合図として受け取り、いったん発信を止めることが、結果的に関係を守ります。

別れ際に強い拒絶や恐怖があった

別れ際に、二度と連絡しないでほしい、顔も見たくないといった強い言葉があった場合や、相手があなたに対して恐怖や疲弊を見せていた場合。その記憶は、時間が経ってもすぐには薄れません。

このタイミングで連絡することは、相手にとって嫌な記憶を呼び戻す出来事になります。相手の安全と安心を優先するなら、まずは接触を止めることが必要です。復縁の可能性を考えるのは、相手の生活が落ち着いたあとの話になります。

謝罪したい気持ちが連絡の口実になっている

ちゃんと謝りたかった、最後の言葉を撤回したいという気持ちは、別れた人によく起こる感情です。ただし、その謝罪が本当に相手のためなのか、自分の罪悪感を軽くするためなのかは、一度立ち止まって確かめる必要があります。

謝罪を口実にした連絡は、受け取る側からは別の意図が透けて見えやすいものです。本当に相手のためを思うなら、相手が落ち着いたあとに短く伝えるか、伝えないという選択も含めて検討することになります。

復縁を考えてよい状態、まだ待つ状態、止めた方がよい状態

ここまで整理してきた視点をもとに、いまの自分がどの段階にいるかを見ていきます。3つの段階に分けて整理しますので、当てはまるところを確認してみてください。

段階主な状態次に取りたい動き
考えてよい食事と睡眠が戻り、相手の自由も尊重できる慎重に検討を始める
まだ待つ返事がないと崩れてしまう自分の生活を整えることを優先
止めた方がよい何度も連絡、会いに行く、自分を傷つけるいったん全ての行動を止める
自分の状態を段階で見ると、次に取る行動を決めやすくなります。
自分の状態を段階で見ると、次に取る行動を決めやすくなります。

生活が少し戻り、相手の自由も尊重できる状態

食事と睡眠がある程度戻り、仕事や学校にも通えるようになり、相手から返事が来なくても一日を過ごせる、ここまで回復しているなら、復縁について考え始めてよい段階です。

この時期の冷却期間は、相手を動かすためのテクニックではなく、自分の判断力を取り戻す時間として機能します。連絡しても、しなくても、自分の生活が成り立つという感覚が戻ってきていることが、土台になります。

期間の目安は人によって幅がありますが、一般的には1ヶ月から3ヶ月程度を一区切りにする考え方が多く見られます。ただし日数で判断するより、自分の心身が落ち着いたかを基準にする方が現実的です。

返事がないと崩れてしまう状態

連絡を考えてはいるものの、返信がないと一日中何も手につかない、既読がつかないだけで強い不安に襲われる、こうした状態のときは、まだ待つ段階です。

この時期に連絡してしまうと、相手の反応の一つひとつが自分を支配する形になり、結果的にやり取りが続かなくなったときの落ち込みが大きくなります。先に整えるのは関係ではなく、自分の足場のほうです。

少し時間を置き、生活のリズムを取り戻すことが、結果的に復縁の可能性を残す近道になります。

何度も連絡する、会いに行く、自分を傷つける状態

短い時間に何度も連絡してしまう、相手の家や職場に行きたくなる、自分を傷つけてしまうことがある。こうした状態に至っているときは、復縁の話より先に、いったん全ての行動を止める段階です。

この状態で動き続けると、相手にも自分にも回復不能なダメージが残ります。家族や友人など、距離を置くサポートをしてくれる人に状況を話すこと、そして専門の相談先につながることが、ここでの最優先事項になります。

それでも復縁したいときは、関係を戻す前に土台を作る

ここまで読んだうえで復縁を望む気持ちがあるなら、関係を戻す前に確認しておきたい視点があります。技術ではなく、関係の質に関わる部分です。

復縁を考える前に、関係の土台を見直す時間も大切です。
復縁を考える前に、関係の土台を見直す時間も大切です。

相手を取り戻すより対等に向き合えるか

復縁を考えるとき、まず気持ちの中心になりやすいのは、相手にもう一度戻ってきてほしいという願いです。そこに傾きすぎると、復縁後の関係は相手の機嫌をうかがう形になりやすくなります。

考えたいのは、戻った先で相手と対等に向き合えるかどうかです。言いたいことが言えず、別れを切り出されないように振る舞い続ける関係は、苦しさを先送りすることになります。

対等であることが、関係を続けていく土台になります。

同じ別れ方を繰り返さない準備ができているか

別れには理由があります。自分の言葉が足りなかった、すれ違いを放置していた、感情をぶつけすぎた、相手に合わせすぎて自分が消えていた。こうした要素のうち、自分の側で扱える部分はどこなのかを振り返る時間が必要になります。

復縁できるかどうかよりも、復縁後に同じ苦しさを繰り返さないかを考えるほうが、長い目で見ると意味のある問いです。同じ場所に戻るだけでは、別れに至った力学もそのまま戻ります。

連絡は自分の不安を埋めるために使わない

復縁に向けて連絡を再開する場合でも、不安を消すための連絡と、相手と関係を結び直すための連絡は分けて考える必要があります。前者は頻度が増え、後者は短くて穏やかなものになりやすいという違いがあります。

返事が来なかったときに自分が崩れない範囲で連絡できるか、これが一つの目安になります。崩れてしまう状態のときは、連絡そのものより先に、自分の心を支える別の手立てを増やすほうが先になります。

消えたい気持ちや自傷衝動があるときは、復縁より先に助けを求める

最後に、安全に関わる話を一つだけ書きます。復縁の話よりも優先される場面があるからです。

消えたい気持ちがあるときは、復縁より先に安全を確保してください。
消えたい気持ちがあるときは、復縁より先に安全を確保してください。

消えたい気持ちが続いている、自分を傷つけてしまうことがある、誰にも会いたくないし話したくない。こうした状態にあるとき、必要なのは復縁の判断ではなく、まず安全な場所と人につながることです。

24時間つながれる窓口として、よりそいホットラインやいのちの電話、自治体の相談窓口、心療内科や精神科のクリニックがあります。家族や友人に話せそうなら、それも立派な一歩です。話す相手は、必ずしもあなたの状況を完璧に理解してくれる人でなくてかまいません。声に出すこと自体が、心の圧を少し下げる作用を持ちます。

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監修者: 石川蓮(公認心理師)

公認心理師、行動心理士。1997年生まれ。北里大学・大学院卒業。その後、公認心理師と行動心理士の資格取得。
在学中は高齢者や生産人口の色覚異常や朝型夜型特性が睡眠に与える効果等の研究を行う。
大学院卒業後、大学病院附属の研究所にてカウンセリングやデータマネジメント担当として勤務。また、都立高校の心理学講師としても勤務。
「心の悩みを持つ方のそばに寄り添う」をモットーに業務遂行しております。

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