育児でメンタルが崩壊しそうです。親失格かな。

30代女性(主婦)

私には2歳の息子がいます。絶賛イヤイヤ期で何をやるのにもイヤ!と拒絶されます。最初はそういう期間あるよねくらいで考えていたのですが、それが1ヶ月くらい続いたときに息子に対してイライラが止まらず、そのイライラしている自分に対してとても落ち込みます。

育児に関して旦那も一緒にやっているのですが、旦那はいつも怒らず冷静に息子に相手をしているので私自身が親失格なのかなと思ってしまっており、最近メンタルが崩壊しそうになっています。
こういう悩みって私だけでなく一般的な悩みですか?

ココラボからの回答

育児のストレスは周りに相談しづらいですよね。そんな中相談いただきありがとうございます。 イヤイヤ期は英語でも「the “No” phase」と言われており世界共通の悩みです。 なので、イヤイヤ期で悩んでいる人は沢山います。相談者さんだけではありませんよ!

また相談内容にあるような「親失格なのかな」と罪悪感に駆られ自己肯定感が低くなりがちです。それは子供を育てるという大きなプレッシャーとこれまで経験をしたことがないという環境要因から起こる自然な反応であるとココラボは考えています。

イヤイヤ期はなぜあるのか

ではまず、子供はなぜイライラ期があるのかについて解説します。 脳科学的には2~3歳の時期は、理性をコントロールする脳の機能がまだ発達していないからだそうです。 なので、これもあれもやってみたいと思ったら相手のことは考える理性的な判断はせずに、まず行動を取ってしまいます。これがイヤイヤとして行動に出てしまうようです。

育児の中で、周りの子はイヤイヤ期が無いのにうちの子だけあるのは、育て方が悪かったのかなと考えることもかと思うかもしれませんが、イヤイヤ行動は子供の成長過程で、育て方とは無関係なので安心してください!

育児でなぜメンタル崩壊に繋がるのか

子供のイライラ期の正体を解説しましたので、次は親視点で育児にイライラしてしまう要因について解説していきます。

子供は可愛くて癒される存在であるものの、いつ何をするかわからないので常に緊張感があり親にとってはストレスが大きくかかります。そういった環境が続くことでイライラにつながってしまいます。よくある要因を以下にまとめました。

子供中心で自分時間がなくなってしまう

子供ができると必然的に子供中心の生活になってしまうので、どうしても自分の時間が減ってしまいます。

例えば、ご飯の準備中やトイレへ行くときも子供が危ない状況にならないとハラハラしてしまい、心が落ち着かないと思います。そういう状況が続くと心は自然とストレスを溜めていきます。 私自身も仕事で色々忙しく常に何か考えているとき、いつもならなんとも思わない細かなことで妻と喧嘩してしまいます。

私の場合はスポット的に忙しかっただけなので、すぐに解決できたのですが、育児は子供が大きくなるまで続くのでイライラ状態になるのは自然なことです。

睡眠不足や疲労がイライラを増幅させる

睡眠不足・疲労は世間一般的にもイライラする要因ですよね。カウンセラーとして少し詳しく説明すると、こういう状態の時は感情を司る脳の「扁桃体」と呼ばれる部位が過敏に反応してしまいます。この「扁桃体」が反応してしまうことで普段なら気にならないことも、気になってイライラしたり、涙もろくなってしまいます。

どうしても幼少期は夜泣きなどし、寝不足になってしまうと思いますが、旦那さんや周囲の味方と協力し、できるだけ睡眠は取るようにしてください!

SNSやママ友コミュニティと比較して自己肯定感が下がる

SNSやママ友コミュニティでは、きれいな部屋、笑顔の親子、手作りの離乳食など理想の育児を見る場面もあると思います。ただ、これは一場面に過ぎません。

心理学的には、疲れているときほど人は他者と比較してしまい、自分を過小評価しやすくなります。「みんな同じ状況なのに私はダメ」と感じると自己肯定感が下がり、ちょっとした出来事でも心が揺れやすくなってしまいます。

育児は比較するものではありません。あなたはあなたなりに子育てを行えば心が楽になると思います。

育児から起こるメンタル症状

様々な原因があってイライラしてしまうことがあるのですが、メンタルの限界はあります。 それに気づかずメンタル崩壊してしまうこともあります。 ここからはメンタル限界を迎えてしまった場合に発生する病気を紹介していきます。

育児うつ

産後うつという言葉を最近聞くことも増えましたが、子供が成長していく段階でも育児うつという心の不調があります。

症状で言うと例えば、

  • 涙が止まらない
  • 子供のことが頭から離れず、一日中不安でいっぱい
  • 子供と一緒に「消えてしまいたい」と感じる瞬間がある

というものがあります。原因としてはこれまで書いている子育ての重圧からくることがほとんどです。

育児ノイローゼ

次に育児ノイローゼとは、強いストレスが続くことで不安・怒り・混乱が大きくなり、思考や行動に影響が出てしまう状態のことを指します。

症状の例でいうと、

  • 子どもの泣き声に異常なほどイライラする
  • 些細なことで子供や旦那を怒鳴ってしまう
  • 「自分は母親失格だ」と強く思いこんでしまう

相談内容だけを読むと、相談者さんはここに該当するとココラボでは思っています。

これらは「性格の問題」ではなく、心のエネルギーが極端に不足しているサインです。 エネルギーを補充すれば回復していくので、休息や周りへの相談を行なっていくことがポイントです。

最後に

育児を行っていく中で色々なイライラ要因はあると思います。ただイライラしてしまったからと言ってあなた自身が親失格なことは絶対にないです!

こころのメカニズム的にイライラ症状が出るのであって、あなたが親身になって育児をしているのはきっとお子さんに届いています。引き続き頑張っていきましょう!

どうしても誰かに相談したいと思った時には、ココラボのオンラインカウンセリングにてご相談をお待ちしております!料金も他のカウンセリングルームより安くなっているので、少しでも気になった方はぜひ気軽にご相談ください!

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この記事の監修者

石川蓮(公認心理師)

公認心理師、行動心理士。
1997年生まれ。北里大学・大学院卒業。その後、公認心理師と行動心理士の資格取得。
在学中は高齢者や生産人口の色覚異常や朝型夜型特性が睡眠に与える効果等の研究を行う。
大学院卒業後、大学病院附属の研究所にてカウンセリングやデータマネジメント担当として勤務。
また、都立高校の心理学講師としても勤務。
「心の悩みを持つ方のそばに寄り添う」をモットーに業務遂行しております。

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